野生の人文学

思考の壁をぶち破り創造的破壊へ。人文ベンチャー起業家、チャーリー北川のブログ

人間の悲劇は「自分と相手の宇宙が違う」ことを知らないこと

こんばんは!野生の人文学家、チャーリー北川です。

 

私は「認識技術」というのを活用して日々を過ごしているのですが、毎日思うことは、

人間、一人ひとり宇宙が違うんだ

ということ。

え、どういうこと?という方は下記の動画をご参考ください。

これからの時代のスタンダードになっていくものだと思ってます。


- 自分と自分の宇宙は無い - 科学誌「Nature」で発表された量子力学の実験結果が示す革命的な世界観

 

「人はなぜ争うのか」

私が幼いころから抱いていた疑問です。

最初は両親のケンカを見ながら、次は学校でのいじめをみながら、次はニュースで戦争・テロの映像を見ながら。

誰もが周りの大事な人たちを良好な関係性を築いていきたいと思っているはずなのに、なぜ分かり合えず決裂してしまうのでしょうか。

 

それは、無意識に自分の判断基準が絶対だ、と思っているからです。

「無意識に」というのがポイントですね。上の文章だけ読むと、私そんな頭固い人間じゃないし!ていう反論も聞こえてきそうですが、「無意識に」そうなっちゃうんです。

これは脳の機能と限界を知ると良く分かるのですが、人間がキャッチできるのはそもそも部分情報に過ぎないですし、その部分情報を脳内で勝手に色々編集・デザインして現実を認識しているのが脳なんです。

 

自分の脳内と相手の脳内で全く違う宇宙が展開されているにもかかわらず、同じ認識を共有していると思い込んで話を進めてしまうからややこしいことになっちゃうんですね。

これが例えば、日本の反対側のブラジル人や遠いアフリカの部族の人たち、はたまた超絶セレブな億万長者の奥様が相手だったら、自分と判断基準が全く違うであろうことを念頭に置いてコミュニケーションすると思うんです。

でも、これが例えば恋人や夫婦、家族間、大事な友達が相手になると、近しい人ほど同じ判断基準を持っているだろうと期待して思い込み、それが外れて失望、果てには憤怒まで湧いてきちゃうわけです。

 

認識技術の中では「観点の問題」と規定しています。

これが人間のありとあらゆる悲劇・惨劇の根本原因です。

 

「観点の問題」については、まだ明日から色々語っていきますね。

 

それではごきげんよう!!